リノベーションのメリットは、間取りやレイアウトだけではない！

リノベーションという言葉を聞いたことがある人は多いと思いますが、具体的にどのようなメリットがあるのかを理解している人は非常に少ないでしょう。
一般的によく知られているメリットには、間取りやレイアウトを自由にすることができるというものですが、それ以外にも多くのメリットがあります。
具体的にどのようなメリットがあるのかについて解説します。

リノベーションのメリットとは？

リノベーションという言葉を聞いたことがあるという人も多いと思います。
最近では、中古住宅を購入してリノベーションをするという人もたくさんいるので、ご存知の方も多いでしょう。

まず、大きなメリットとして挙げられるのが、間取りやレイアウトなどを自由に決めることができるということです。
一般的な建売住宅や中古住宅を購入するのもよいですが、それはどれも同じような間取りやレイアウトであまり大きな違いがありません。

しかし、リノベーションをすることによって、間取りやレイアウトを自由に決められるので、それぞれの生活のスタイルにあった家にすることができます。
例えば、「壁を壊して広々としたリビングにする」、あるいは、「部屋に仕切りを作って、自分の趣味の部屋を作る」など、自由に間取りやレイアウトを決められるのが大きな魅力です。

新築を購入するよりもコストを抑えて、理想の家を実現させることができる

新築の住宅を購入する、あるいは建てるとなるとかなりの費用がかかります。
さらに、理想の家にするために設計会社を入れて、工務店と話をしてなどとやっていると、かなりの費用と時間がかかります。

しかし、中古住宅を購入し、リノベーションすればコストも時間も大幅に節約することができます。
リノベーションの規模、内容などによっても費用は異なりますが、新築を購入するよりもずっと安い費用で済みます。
その理由は、「既存の建物を使う」からです。
新たに家を建てるのではなく、既存の建物を使うので、新築よりも短い期間で行うことが可能。
コストを抑えて、なおかつ理想の家を実現することができるので、リノベーションには大きな魅力があるのです。

中古住宅の問題を解消するのがリノベーション

中古住宅は、新築よりもずっと安く購入することができますが、様々な問題があります。
その問題とは、耐久性や耐震性、気密性などです。
中古住宅は、それぞれ築年数も違いますが、古い住宅の場合には、気密性などがとくに気になります。
住宅は、一見するとそれほど大きな隙間がないように見えますが、隙間が結構あります。
隙間があるとそこから風が入ってきますし、また、暖房などで暖めても隙間からそれが抜けて行ってしまうことになるのです。

現在の住宅は、耐久性、耐震性、気密性に優れているため、大きな問題はありませんが、中古住宅の場合には、注意が必要です。
気密性が低いとどのようになるのかというと、夏は暑く、そして冬は寒いという状態になりますし、冷暖房をつけても効果が薄くなってしまい、電気代が多くかかることになります。

そのような中古住宅の問題を解消するのに役立つのが、リノベーションです。
リノベーションを行うことによって、気密性を高め、さらに耐震性などを高めることもできます。
気密性を高めるためには、「断熱材」を使用して、隙間を埋めるという方法がよく使われています。
断熱材を使用することによって、高気密、高断熱の家にすることが可能です。

耐震性を高めるためには、色々な方法がありますが、柱、梁などの接合部に耐震金物を使用し、接合部分の強度を高めるなどがよく行われています。

リノベーションは、間取りやレイアウトを自由にするというだけでなく、高気密、高断熱、高耐震の住宅を作ることができますよ。

気密性の高い家にしたほうが良い理由とは？

リノベーションを行い、気密性の高い家にしようとするとかなりの費用がかかります。
そのため、「気密性の高い家にしなくてもよいのでは？」と考えてしまう人もいるかもしれません。
しかし、気密性の高い家でないといけない理由があるのです。

気密性が低いと、冷暖房費用が高くなってしまうというのが主な理由。
夏であれば、エアコンを使って冷房運転をしますし、冬であれば、暖房運転をすると思いますが、気密性が低いと、隙間から冷気、温風が外に抜けて行ってしまいます。
ですから、夏場であればどんなに冷房運転をしても暑いまま、冬場であれば暖房運転をしても寒いままになってしまうのです。
電気代が高くなってしまいますし、エアコンにも大きな負荷がかかってしまいます。
気密性の高い家にすることで、少ないエネルギーで過ごせるのが、大きな魅力です。