一戸建ての中古物件のリノベーションでは、水回りの工事を忘れずに!

一戸建ての中古物件を購入した際には、より快適に住めるようにリノベーションをするという人が多いでしょう。
その際に、絶対に忘れてはいけないのが、水回りの工事です。
どうして、水回りの工事が重要になるのかについて解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

水回りの工事は忘れずに!

リノベーションを行う際に忘れてはならないのが、水回りの工事です。
トイレや風呂、洗面所、キッチンなど必ず毎日使うことになるのが水回りの設備。
非常に重要なポイントと言えます。

水回りの工事でとくに注意しておくべきところはどこなのか?ですが、必ず確認しておかなければならないのが、「給水管や排水管」です。
給水管は、簡単に言うと、水を送るためのパイプのことで、排水管は、使用した水を外に流すためのパイプのことになります。

この給水管や排水管の交換はできるだけ行うようにすることをオススメします。
給水管や排水管などを交換するとなると、費用もかなりかかりますし、迷っている人も多いでしょう。
また、実際に業者から、「給水管や排水管の交換」を提案されたものの断ってしまったという人もいるかもしれません。

ですが、できるだけ交換しておいた方がよいでしょう。
その理由は、給水管や排水管は劣化しているからです。

給水管や排水管が劣化したままにすると、大きなトラブルに発展する可能性があります。
トラブルを未然に防ぐためにもとても重要なポイントになります。

劣化によって引き起こされるトラブル

具体的なトラブルとしては、「サビが混入する」というものです。
蛇口からサビが混入した水が出てくることを想像したら、はっきり言って良い気分になることはないでしょう。
その水で、米を炊く、手を洗う、顔を洗うなどを考えるのも嫌ですよね。

また、給水管の劣化によって起こるトラブルは、サビが混入するというだけではありません。
水量が低下してしまうというトラブルも起こりやすくなります。
水量が低下して水圧が弱まると、シャワーを浴びる際に困ります。
具体的には、「体を十分に洗い流せない」、「シャワーを浴びた気にならない」などになってしまいます。

最も大きなトラブルとして挙げられるのが、「水漏れ」です。
劣化によって、配管に穴が開いてしまったら水が漏れてしまい、天井や壁などが水浸しになってしまうということは容易に想像することができます。
リノベーションを行い、快適な空間にすることができても、水回りの工事にお金をかけなかったために、このようなトラブルが起こってしまったら、リノベーションにかけた時間とお金が一瞬で無駄になってしまいかねません。

排水管についても、給水管と同じように劣化によって様々なトラブルが起こりやすくなります。
排水管にヒビが入っていれば、排水が漏れ出してしまう可能性がありますし、内部が詰まり排水が逆流してくる可能性もあります。
使用した水が逆流してくる、あるいは漏れ出してしまうということを想像するとゾッとしてしまうものです。

給水管や排水管などは代表的なものですが、このようなものが劣化してしまうと様々なトラブルに発展してしまうので、水回りの工事としてしっかりと交換することを検討しておきましょう。
とくに、一戸建ての中古物件を購入した際には、最重要チェックポイントと言えます。

給水管の耐久性、耐用年数はどのくらい?

気になるのが、「給水管の耐久性・耐用年数」についてです。
給水管の耐久性・耐用年数はどのくらい使用できるのかが知りたいところ。

結論から言えば、使用されている給水管の素材によって大きく異なるということです。
現在では、樹脂を使用した素材のものが使用されています。
耐熱性や耐久性などに優れているだけでなく、耐用年数も長くなっているので安心です。

しかし、それ以外の素材の場合には、約15~20年程度が耐用年数となっています。
そのため、中古で一戸建てを購入した場合には、すでに耐用年数を迎えている、あるいはその年数に近いというケースが少なくありません。

劣化の度合いというものは、一般の人が見ただけでわかるというものではありませんので、専門の業者に見てもらうのがよいでしょう。
耐用年数を迎えている、あるいは耐用年数に近いという場合には、トラブルを防ぐためにも交換も視野に入れながら、リノベーションを行うのがオススメです。

これから、一戸建ての中古物件を購入して、リノベーションしようと考えている人は、とくに水回りの工事、給水管、排水管などについても忘れずにチェックしておきましょう。

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