リノベーションで失敗してしまうのはどのようなとき?

リノベーションで、資産価値を高める、住みやすい家にすることができますが、その一方では、失敗してしまうという人もいます。
リノベーションの失敗例を紹介しながら、失敗をしないための方法について解説します。
リノベーションで失敗するのはどのようなとき?
資産価値を高める、住みやすくするためにリノベーションを行う人が多いですが、失敗してしまうことも少なくありません。
具体的な失敗例は次のようなものです。
① 目的が明確ではない
② 物件選びを間違える
③ 業者選びを間違える
④ 給水管や排水管のリノベーションを行っていない
などの失敗例が多いと言われています。
「目的が明確ではない」とは、リノベーションをなぜ行うのかがはっきりしていないということです。
「自分で住む」、「人に貸す」、「将来的に売却したい」など人によって目的は様々ですし、目的によってリノベーションの内容も変わります。
ここを明確にしておけないと、上手くはいきません。
「物件選びを間違える」というのも、よくあるパターンです。
「管理状況、修繕状況」が悪い物件を購入してしまうというもの。
家の耐久性は、築年数や耐震性はもちろんですが、適切に管理されているか、適切な修繕をしているかどうかによって大きく変わります。
管理状況、修繕状況が悪い物件を選ぶと、耐久性に大きな問題があるという場合があります。
「業者選びを間違える」のもよくあるパターンです。
リノベーションに関する知識がない、実績が少ない業者に依頼してしまうと、思い通りのリノベーションが行えないということがあります。
また、業者のなかには、リノベーション代金を持ち逃げしようと考えている悪徳業者もいます。
実績が少ない業者、大幅な値引きを提案してくる、支払いを急がせるような業者と契約するのは避けたほうがよいでしょう。
「給水管や排水管のリノベーションを行っていない」というのも失敗例として多いものです。
給水管や排水管などは劣化していきます。
劣化によって、起こりやすいのが、「漏水」です。
漏水が起こると、天井や床が大きな被害を受けるだけでなく、マンションであれば、下の階の住人にも大きな被害を与えてしまう可能性があります。
下の階の住人に被害が出れば、自分の部屋の修理費用はもちろんですが、下の階の部屋の修理費用も負担しなければなりません。
そのようなことが起これば、これから同じマンションで生活するのにも関係が悪化してしまう可能性があります。
失敗しないためには何をするべきか?
まず、「目的を明確にする」ことが大切です。
自分でずっと住むのか、人に貸すのか、将来的に売るのかなど目的を明確にしてからリノベーションを行うことが大切です。
目的が明確になれば、どのようなリノベーションが必要になるのかも明確になります。
物件を選ぶ際には、共用部分なども含めて、「管理状況、修繕状況」をチェックすることが大切です。
コンクリート部分がひび割れしているなど、管理や修繕に問題があるような物件は避けるのがよいでしょう。
修繕についてもいつ行ったのかを確認することが大切です。
業者選びでは、「リノベーション実績、事例を確認」、「悪徳業者でないかどうかを確認」するのがよいでしょう。
業者のホームページ、名称や所在地などを調べて怪しい点がないかなどもチェックすることが重要です。
所在地が書かれていない、虚偽の情報が記載されているなどという場合には怪しいと言えます。
給水管や排水管は、できるだけリノベーションする際に交換するのが大切です。
また、リノベーション済みの物件を購入する際には、給水管や排水管の交換を行っているかを確認しましょう。
漏水などのトラブルで失敗しないためには、必ずチェックをしておかなければなりません。
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